長野県・上田市と松本市にまたがる美ヶ原は、日本百名山のひとつ。
標高約2,000mの広大な高原は、牧歌的な景色と360度の絶景が魅力です。
道の駅「美ヶ原高原美術館」からスタートできるため、初心者や家族連れでも安心して楽しめます。
今回は、美しの塔や牛伏山、塩くれ場、王ヶ頭までを巡る、日帰りで満喫できる絶景ハイキングコースに行ってきましたのでご紹介します。
基本情報
美ヶ原ってどんな山?所在地・標高・魅力
美ヶ原は長野県の中央に位置し、標高は最高地点の王ヶ頭で2,034m。
日本百名山の中でもアクセスしやすく、登山というよりは“高原散策”感覚で絶景を楽しめます。
アクセス

駐車場
登山口となる「道の駅 美ヶ原高原」には広い800台の無料駐車場があります。
アクセスマップは下記リンクからご覧ください。
公共交通機関
長野県にある「松本駅」からバスやタクシーで美ヶ原高原へ。
美ヶ原観光連盟公式サイトのアクセス詳細を参照ください。
「松本駅」アルプス口から直行バス「美ヶ原高原直行バス」が運行されています。
詳細は下記リンクからご確認ください。
北陸新幹線「上田駅」から「美ヶ原観光バス」が土日祝のみ運行されています。
詳細は下記リンクからご確認ください。
「松本駅」付近まで高速バスで行くこともできます。
▶︎楽天トラベルで松本行きの高速バスを調べるトイレ
トイレは「道の駅美ヶ原高原」と、ハイキング道中の「塩くれ場」にあります。
水場
水場はないので事前に用意して行きます。
美ヶ原にテント場や山小屋はある?宿泊情報まとめ
美ヶ原には公認テント場はありませんが、宿泊には「王ヶ頭ホテル」や「山本小屋ふる里館」など利用できます。星空観賞や朝焼けを見たい場合はおすすめです。
▼「王ヶ頭ホテル」や「山本小屋ふる里館」の宿泊プランを見る
山行の記録
登山時期とおすすめシーズン|気温・天候の目安
訪れたのは7月下旬。
日中の気温は20℃前後で快適ですが、風が強い日もあるため薄手のウインドブレーカーがあると安心です。
今回のルート概要|道の駅〜牛伏山〜美しの塔〜塩くれ場〜王ヶ頭
道の駅〜牛伏山〜美しの塔〜塩くれ場〜王ヶ頭をピストンします。
往復でコースタイム約3時間(休憩を含まない)のコースです。

道の駅登山口〜牛臥山手前までは歩きやすい木道。
写真は帰り道です。
放牧された牛やポニーに会える!開放的な牧場エリア


ポニーや牛たちはこんな美しいアルプスの山々を見ながらどんな気持ちで過ごしてるのかな〜と想像しながら進みます。
小さなピークながら抜群の眺望|牛伏山

北・中央・南アルプス・富士山・八ヶ岳、ぐるっと見渡せました。

写真スポット|美しの塔

美ヶ原のシンボル的な存在、美しの塔。後ろに回ると鐘を鳴らせます。
この塔も鐘も、濃霧の際の遭難対策で作られたそうです。

牧歌的な景色が広がる|塩くれ場


絶景を見ながらスイーツも堪能できる|王ヶ頭(王ヶ頭ホテル)


最高地点の王ヶ頭に到着。
ここに建っている王ヶ頭ホテル内に売店や喫茶店があり、スイーツやコーヒーなど楽しむことができます。
外にテーブルとベンチもあるので、ここでゆっくり休憩が可能です。
安全登山の必携アイテム|紙地図はなぜ必要?
スマホGPSだけに頼らず、紙地図とコンパスを携行するようにしましょう。
携帯電話のバッテリー切れなど不測の事態に備えておくと安心です。
⇩私が実際使用している”おすすめアイテム”⇩


このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。
「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。
広大な高原の絶景と花々|写真で楽しむ美ヶ原




夏にはニッコウキスゲやマツムシソウなど高山植物が咲き誇ります。
スニーカーやトレランシューズでも大丈夫?
今回のコースでは木道や砂利道が多いため、軽登山靴やトレランシューズで十分。
スニーカーでも歩けますが、防滑性や防水性は考慮したほうが安全です。
まとめ
美ヶ原は「登山」というより「高原散歩」に近い感覚で、日本百名山の景色を満喫できるスポット。
初心者や家族連れでも挑戦しやすく、観光とハイキングを一度に楽しめます。
旅行のコースに入れてみてはいかがでしょうか。きっといい思い出になると思います!
コメント