こんにちは!「やまみち」です。
登山好きの皆さん、「登山にもっと行きたいけど一緒に行ける人がいないしソロは不安・・・パートナーが登山してくれたらいいのにな・・・」そんな悩みを持つ方、少なくないのではないでしょうか。
私自身もそうでした。
夫はアウトドアが好きでキャンプや車中泊、釣りは楽しむものの、登山にはあまり興味なし。
そこで、旅行や観光、夫の好きなことを組み合わせながら少しずつ山の魅力を伝えた結果、今では一緒にテント泊登山を楽しむようになりました。
この記事では、パートナーが登山を好きになってくれるステップや工夫、そして実際の体験談をご紹介します。
登山に興味がないパートナーを巻き込む工夫
アウトドアの延長線上に登山を置く
”登山=しんどい”というイメージがある中、いきなり登山を勧めてもハードルが高いことが多いです。そこでおすすめなのは、キャンプや車中泊、自然散策の延長として登山を体験してもらうことです。非日常の雰囲気に身を置くだけで「自然って気持ちいいな」と感じてもらうことが第一歩です。
観光+ハイキングから始める
初心者向けの「観光地+軽いハイキング」は登山の入り口にぴったりです。美しい景色や山小屋での休憩など、楽しみが多いルートを選ぶことで、歩くことへの抵抗感が減ります。
初めての山旅では、無理のない計画に加えて、快適に泊まれる宿や温泉のある旅館を組み合わせるのもおすすめです。歩いたあとの温泉や美味しい食事があれば、登山の印象がぐっと良くなります。
「登った後のご飯やビールが美味しかった!」など感じてもらえると「好き」に近づきます。これから紹介する上高地や白馬エリアは宿泊施設もたくさんありますので、宿泊プランもおすすめです。
▶︎上高地周辺の宿泊施設を見る私が夫を登山好きにした実体験
1日目:上高地でデイキャンプと明神散策




まず選んだのは上高地。早朝に上高地入りし、梓川の清流と河童橋、迫力の穂高連峰が目の前に。小梨平キャンプ場にテントを張り、デイキャンプしながら朝ごはんと休息。その後明神まで散策し、ソフトクリームを食べたり、お土産物を見てまわりました。
「この景色好き!」と夫も感動。観光気分で歩けるこのルートは、登山未経験者におすすめです。登山装備がなくてもスニーカーでも歩けます。夫が好きなキャンプを織り交ぜ、二人とも楽しめるように工夫しました。




この日は翌日の登山場所から近い白馬のRVパーク「白馬倉下の湯カーステイパーク」に宿泊。目の前に温泉があり、明るいうちはRVパークから白馬連峰が見えるロケーション。1日の締めくくりに最適でした。ここでも夫の好きなキャンプや車中泊、地元の食材やお酒を楽しむことなどを取り入れました。
▶︎楽天トラベルキャンプで「白馬倉下の湯カーステイパーク」の情報を見る2日目:唐松岳日帰り登山で北アルプスの魅力を体感



翌日は唐松岳へ日帰り登山。ゴンドラとリフトで標高を稼げるため、初心者でも北アルプスの絶景を味わえるのが魅力です。ゴンドラからは放牧された牛や遠くの山々の景色などが楽しめます。
有名な八方池までは木道が整備されていて、スニーカーでも来ることができます。登山装備を持っていないパートナーの場合はここまででも十分感動を味わってもらうことができると思います。
ゴンドラ・リフトの最終地点、八方山荘から八方池までは徒歩で片道1時間程度。唐松岳まではコースタイムで片道3時間30分程度です。ゴンドラ・リフトの最終時間に間に合うように計画しましょう。
八方池からは大迫力の白馬連峰が見え、1枚目の写真のような景色を一番見せたかったのですが・・・この日はガスガスで・・・嘘のように山は何も見えませんでした・・・。作戦失敗か!と思いきや、唐松山荘手前のあたりからはガスが少し晴れ、景色が見渡せるように。


登ってこないと見られない、北アルプスならではの景観に夫も感動していました。



雷鳥にも会え、お花畑もきれいでした。下山後は1日目と同じRVパークに宿泊しました。
唐松岳登山の様子は下記の記事も参考にしてみてください。
3日目:黒部ダム観光で山岳景観の魅力を再確認




最終日は黒部ダムへ。ダムそのものの迫力もさることながら、周囲に広がる立山連峰の大パノラマに圧倒されます。「登山は大変だけど、この景色を見てみたい」という気持ちを自然と持ってもらえるようになります。
登山を好きになってもらうためのポイント
難易度より「楽しさ」を優先する
最初から標高の高い山や長時間歩くコースは避けましょう。
「楽しかった」「また行きたい」「体を動かすと気持ちいい」と思ってもらうことが最優先です。
グルメ・温泉・観光を組み合わせる


山登りだけでなく、帰りに温泉や道の駅に立ち寄ったり、山小屋やキャンプで美味しい食事を楽しむことも重要。山+αの楽しみがあると、より登山に好印象を持ってもらえます。
車中泊やキャンプで「非日常」を演出

登山前後に車中泊やキャンプを取り入れると、旅全体がワクワクする体験になります。
地元のスーパーに寄ると、自分の街にはないものが売られているのでワクワクしますし、旅先の美味しいものを買ってキャンプで食べるのも楽しみになります。パートナーが「また一緒に行きたい」と思える大きなきっかけになります。
▶︎楽天トラベルでキャンプ場や温泉宿を調べるパートナーと登山を楽しむメリット
- 共通の趣味ができることで会話が増える
- 一緒に計画を立てる楽しみが生まれる
- 道具を共有できたり、道具の話でも盛り上がれる
- テント泊登山や縦走など、より大きな挑戦が共有できる
私自身も夫と一緒に登山を楽しむようになってから、日常の話題が増えただけでなく、同じ目標を共有できたり、その目標に向かって日々を一緒に過ごすことができるようになったのは大きな変化でした。
まとめ|一緒に楽しむ登山の第一歩

登山に慣れていないパートナーや女性の方と一緒なら、快適に泊まれる宿や温泉とセットで計画するのが大正解です。歩いた後の温泉や郷土料理は、登山の思い出をより良いものにしてくれます。
上高地や白馬、立山黒部エリアは登山以外にも見どころがたくさんあるので、素敵な温泉やホテルでのんびりしながら観光も楽しむのもいいと思います。
▶︎立山・黒部の温泉宿を見る登山が趣味でないパートナーに無理やり登らせる必要はありません。観光やキャンプの延長線で山の魅力を少しずつ体験してもらうことが大切です。
山を見ながら、山頂で見る大パノラマ、夕日や朝日、星空がとてもきれいなことや、高山植物や雷鳥に会えることなど、山の上でしか体験できない素敵な話を”楽しそうに”してあげてください。あなたが楽しそうにしていると、「登山ってそんなに楽しんだ。ちょっとしてみようかな。」ときっと思ってもらえると思います。
私の夫もそうやって登山に目覚め、今ではテント泊登山を一緒に楽しむまでになりました。大切なのは「相手のペースで自然を楽しんでもらうこと」。
あなたのパートナーも、気づけば登山沼にハマっているかもしれません!
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