高見石小屋で絶景と美食を満喫!白駒池から中山・にゅう周回登山記

八ヶ岳

2024年8月上旬、長野県・白駒池登山口から高見石小屋に向けて1泊2日の山旅を楽しんできました。

北八ヶ岳の中でも人気のエリアで、苔むす森に包まれた白駒池の幻想的な美しさや、石の上から望む絶景、高見石小屋のおしゃれで温かい雰囲気と美味しい食事に心が癒されました。さらに、中山やにゅうからの展望は素晴らしく、夏の高原らしい爽やかな風景が広がっていました。本記事では、その魅力と実際の登山ルート、周辺のおすすめ情報を写真とともにお届けします。

基本情報

高見石小屋と白駒池の所在地・標高

白駒池は長野県南佐久郡小海町に位置し、標高は約2,115m。北八ヶ岳の森に囲まれた高地にあります。高見石小屋は標高2,300m付近に建つ山小屋で、白駒池から徒歩1時間ほどでアクセス可能です。

アクセス・駐車場

アクセス

登山口がある「白駒池入口」を目指します。公共交通機関の場合、主要な駅からは路線バスかタクシーを利用します。

「長野県佐久穂町旅行・観光協会公式ホームページ」や「南佐久北部森林組合」のページに詳細が掲載されていますので、下記リンクからご覧ください。

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駐車場

白駒池入口には180台の有料駐車場があり、繁忙期は早朝から満車になることも多いです。週末や夏休みシーズンは早めの到着がおすすめです。

満車の場合は「八千穂高原スキー場駐車場」に駐車し、無料シャトルバスで白駒池駐車場へ。シャトルバスの運行日程や時間は下記リンクから確認できます。

登山ルート周辺のトイレ事情

白駒池登山口の駐車場にトイレがあります。ルート上では白駒荘や高見石小屋で利用できます。

山行の記録

登山時期はいつがおすすめ?【8月上旬の様子】

今回は2024年8月上旬に訪れました。真夏でも標高が高いため涼しく、日中は20℃前後と快適。苔むす森が美しく、夏山の爽やかさを堪能できました。

夏の北八ヶ岳登山の気温と服装

昼間は半袖や薄手の長袖でも問題ありませんが、朝晩は冷え込みます。フリースや薄手のダウンを持参すると安心です。登山道は全般的に苔が多く、足元は滑りやすかったので、トレッキングポールも持っておくと安心です。

白駒池~高見石小屋~中山~にゅう周回ルート概要

1日目は白駒池登山口から苔むす森を抜けて高見石小へ。小屋の裏手にある高見石からは白駒池を眼下に望む絶景が広がります。
2日目は中山方面へ縦走中山展望台からは壮大な景色が堪能でき、さらに進んだ「にゅう」では独特な岩峰と爽快な展望を楽しめました。下山は白駒池登山口へ戻る周回コースを選択しました。

Screenshot

北八ヶ岳登山に紙地図が必須な理由

森の中は樹林帯が続き、GPSが不安定になることもあります。紙地図とコンパスはを携帯しておくようにしましょう。

私が実際使用している”おすすめアイテム”

このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。

白駒池や中山・にゅうからの絶景写真集

白駒池登山口

白駒池登山口は駐車場のすぐ横にあり、看板も設置されていてわかりやすいです。

白駒池

少し歩くと白駒池。近くの白駒荘でお土産物を見たりしながら進みます。

苔が多くて屋久島のような雰囲気。

高見石小屋

1時間ほど歩くと高見石小屋に到着。可愛らしい看板がお出迎え。

到着が遅かったので、お目当ての名物「揚げパン」には間に合わず…残念。

小屋の中はランプがたくさん。おしゃれで落ち着く雰囲気。本や雑誌を見ながら晩ごはんまで過ごします。

日中の白駒池

小屋の裏を少し登ると、高見石から白駒池が見えます。高いところに浮かぶ湖は幻想的でした。

もっと幻想的だったのは夕暮れ時です。赤く染まった空が湖面に映しだされた様子は本当にきれいでした。

ついつい見惚れてしまうので、夕暮れ時に高見石に登る際はヘッドライトをお忘れなく。帰りは暗いです。

高見石小屋のお布団も気持ちよくて、朝まで爆睡できました。

翌日は再び苔むす山道を進み、中山へ。中山展望台からの景色は開けていてとても爽快でした。

中山展望台から1時間ほどで「にゅう」です。大きな独特な岩峰が迫力あります。

天狗岳方面の景色。

白駒池も遠くに見えます。

森の中を下山。

苔が美しいです。

高見石小屋の食事と山ごはんの魅力

高見石小屋の食事は、見た目も味も山小屋とは思えないクオリティ

疲れた体にしっかり栄養を補給できました。

楽しみだった晩ごはん。ハンバーグにクラムチャウダーにとうもろこしご飯・・・おしゃれな見た目に味もとっても美味しかった!山の上ということを忘れます。

朝ごはんのパンやソーセジ、サラダもおいしかった。どれも丁寧に作られていて、大満足でした。

登山後のお楽しみ!北八ヶ岳周辺情報

登山の疲れを癒すなら、帰りに立ち寄れる温泉がおすすめです。白駒池登山口から車で20〜30分ほどで八千穂の「北八ヶ岳松原湖温泉 八峰の湯」や、蓼科方面に行けば道の駅の隣に「蓼科BASE」というレストランや日帰り温泉、宿泊施設などが併設した複合施設もあります。蓼科湖に面しており、ボート漕ぎなどのレジャーも楽しめます。

標高の高い場所に湧く温泉は、夏でも涼しく、ゆったりと汗を流せます。山行の締めくくりに温泉を組み合わせれば、充実感がぐっと高まります。

▶︎北八ヶ岳周辺の温泉宿を探す

私は蓼科BASE内の日帰り温泉で汗を流した後、同建物内の「AIN SOPH(アインソフ)」でヴィーガンバーガーをいただきました。植物性とは思えないボリュームで美味しかった〜。

宿泊予約は早めがおすすめ

高見石小屋は人気の山小屋なので早めの予約がおすすめです。また、白駒池周辺には白駒荘など山小屋や宿泊施設があり、温泉宿と組み合わせての滞在も可能です。

▶︎白駒池周辺の宿泊施設を調べる

まとめ

北八ヶ岳の白駒池から高見石小屋を経て、中山やにゅうを巡るルートは、苔むす森・絶景・美味しい食事と、まさに「癒しの山旅」にぴったりでした。登山初心者から中級者まで安心して楽しめ、山と温泉旅行を兼ねて計画するのもおすすめです。

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