こんにちは!「やまみち」です。
今回は、北アルプスの唐松岳に登った時の情報を共有したいと思います。
北アルプス・唐松岳(標高2,696m)は、白馬三山や剱岳・立山連峰を間近に望む絶景スポットとして人気の山。八方尾根からアクセスでき、日帰りでも十分に楽しめます。
私は2023年と2017年に同じルートで唐松岳に登ったのですが、その体験は天候によってまったく異なるものでした。
- 2023年:ガスに包まれて八方池からの展望はゼロ。でも雷鳥に会えた癒し系の山旅
- 2017年:快晴で白馬連峰や剱岳が一望できる迫力満点の大展望
この記事では、2つの登山記録を比較しながら、唐松岳の魅力をお伝えします。
基本情報
所在地・標高
唐松岳は長野県白馬村と富山県黒部市にまたがり、標高は2,696m。
アクセス・駐車場
アクセス
まずは「白馬八方尾根スキー場」を目指します。スキー場の麓にある八方駅(ゴンドラ・リフトの最初の駅)から「八方アルペンライン」を使用し八方山荘(標高1,830m)へ上れば、そこからハイキングスタートです。

ゴンドラ1つとリフト2つの3つを合わせて「八方アルペンライン」と呼ばれています。
⚫︎八方尾根スキー場までのアクセス方法は、下記リンクからご確認ください。
⚫︎高速バス・公共交通機関・宿等は下記リンクからご確認ください。
▶︎高速バス・公共交通機関・宿等を調べる駐車場
駐車場は八方尾根スキー場の駐車場を利用します。ゴンドラ乗り場近くに有料駐車場が、少し離れた場所に無料駐車場あり。駐車場の場所とリアルタイム空車情報は下記リンクからご確認ください。
⇩八方アルペンライン⇩
- 八方駅〜兎平駅 ゴンドラリフト「アダム」(6人乗り/8分)
- 兎平駅〜黒菱平駅 アルペンクワッドリフト(4人乗り/7分)
- 黒菱平駅〜八方池山荘 グラートグワットリフト(4人乗り/5分)
八方アルペンラインの路線図や、八方池までのわかりやすい道の図は下記リンクからご覧ください。
八方アルペンラインの運行時間(時期により変わります)やチケット料金、購入方法は下記リンクからご確認ください。チケットの当日券は購入の列ができていることがありますので、事前にWEBかコンビニで購入しておくことをお勧めします。
八方アルペンラインの最終便に間に合うように、登山計画しましょう。
マイカーであれば、黒菱スカイラインからもアクセスできます。詳細は下記リンクからご覧ください。
トイレ・水場
八方池山荘、第二ケルン、唐松岳頂上山荘にトイレあり。水場はないので持参か唐松山荘売店でペットボトルを購入を。
山小屋とテント場
山頂直下に唐松岳頂上山荘とテント場あり。宿泊すればご来光や満天の星を楽しめます。

日帰り可能な山ですが、昼前頃からはガスが出やすいので、できれば宿泊して早朝に頂上付近から絶景を見るのがお勧めです。予約は唐松岳頂上山荘のWEBページからできます。
山行の記録
登山時期
- 2023年8月上旬:ガスで展望は望めず。代わりに雷鳥や高山植物に出会えたのが収穫。
- 2017年8月下旬:快晴。白馬三山から剱岳・立山まで見渡せる最高の登山日和。
気温と服装
夏でも山頂は涼しく、長袖と防寒着は必須。ガスの日は湿気で汗冷えしやすく、快晴の日は日差しが強いので日焼け止めも忘れずに。
ルート概要
八方山荘から唐松岳までを往復。コースタイムで往復6時間32分の道のりです。

紙地図は必携
スマホGPSも便利ですが、”山と高原地図「白馬岳37」”のような紙地図とコンパスは必ず持参しましょう。突然の電波不良やバッテリー切れでも安心です。
⇩私が実際使用している”おすすめアイテム”⇩


このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。
景色や登山道・写真
2023年(ガスの日)

八方池周辺の展望はゼロ・・・。

休憩しているとガスが晴れて、不帰ノ嶮(かえらずのけん)の姿が見えました!間近で見ると迫力あります。

唐松岳頂上山荘付近も時々ガスが晴れてくれました。山頂あたりは半分ずっとガスがかかっていました。今回は帰りのリフトに間に合わない可能性があったので、山頂は諦めて、唐松山荘までで下山しました。

下山し始めてすぐに雷鳥の親子に遭遇。初めて会えてとても嬉しかった!人見知りすることなく、集まってきた登山客みんなにカメラ目線を配ってくれました。唐松の雷鳥さんはカメラ慣れしてます笑

草原でも雷鳥を見ることができました。

高山植物が帰り道を彩ってくれます。
2017年(快晴の日)



八方池も白馬三山も綺麗に見えて大興奮!この景色を見てから北アルプスにたくさん登りたいと思うようになりました。

雲海が出ていて、雲の上を歩いているような感覚に。

白馬連峰が間近に見えます。大迫力!

五竜岳方面もよく見えてます。

これから登る唐松岳。形が美しい。

振り返ると唐松岳頂上山荘。荷揚げをしていました。小屋の赤色が映えていて、この景観も好きです。

山頂に到着です!剱岳もしっかり見えてます。雷鳥には会えませんでしたが、この日はとても景色の良い山行になりました。
まとめ
唐松岳はどんなお天気でも、その日の天気なりの美しい表情を見せてくれる山でした。
- 快晴なら「北アルプスの展望台」として最高の景色
- ガスの日でも「雷鳥や花」に出会える楽しみ
日帰りでアクセスしやすく、初めての北アルプス入門にもおすすめの山だと思います。
下山後はやっぱり温泉ですよね。”白馬八方温泉”で疲れを癒すのがお勧めです。日帰り温泉施設も近くにあり便利です。宿泊施設も多くありますので、時間が許せばゆっくり泊まるのもいいですね。
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