6月上旬、くじゅう連山・平治岳の山肌を鮮やかなピンク色に染め上げるミヤマキリシマ。その圧倒的な景色を一目見ようと、今回は長者原から日帰りで登ってきました。
歩きやすいコースで、初心者や花を楽しみたい方にもぴったりです。ミヤマキリシマの見頃やルートの様子、注意点を簡潔にまとめました。
基本情報
所在地・標高
所在地は大分県玖珠郡九重町。標高は1,643m。
アクセス・駐車場
アクセス
まずは今回の登山口となる長者原(ちょうじゃばる)を目指します。長者原ビジターセンターの裏に登山口があります。
アクセス方法は長者原ビジターセンターのホームページに記載されているので、下記リンクからご確認ください。
▶︎高速バス・公共交通機関、宿を探す駐車場
長者原登山口駐車場に約450台の無料駐車場あり。
トイレ・水場
トイレ:長者原登山口、坊ガツルキャンプ場、法華院温泉にあり
水場:登山道途中にはなし。法華院温泉山荘に立ち寄れば、水は水道から無料で汲むことができます(マイボトル持参を)。
登山口
登山口はいくつかありますが、今回は「長者原登山口」より入山しました。長者原ビジターセンターの裏手が登山口となっています。
テント場・山小屋
法華院温泉山荘(宿泊可能・テント場あり)と坊がツルキャンプ場(テント泊可能)あり。
山行の記録
登山時期
2025年6月上旬。ミヤマキリシマが最盛期を迎えるタイミング。平治岳のミヤマキリシマが一番きれいに咲いているとの情報あり、平治岳に決定。
ミヤマキリシマ満開と天気、自分の都合のタイミングを合わせるのが難しく、今回3回目のトライ。やっと満開のタイミングで登山できました。
気温と服装
6月の1日の平均気温は17度前後。晴れていれば日中は日差しが暑く、半袖や薄手の長袖で行動できました。朝夕や天気が悪い時は寒いこともあると思うので、防寒具は必携です。
ルート概要
長者原(くじゅう登山口) → 法華院温泉山荘 経由→ 平治岳(ピストン)
コースタイムで往復約8時間35分(休憩を除く)。

本来は法華院温泉テント場で1泊し、翌日くじゅう連山を縦走する予定でしたが、急用で急遽日帰りに変更。平治岳ピストンは1日のコースタイムが長くなるので、法華院温泉山荘や坊がツルキャンプ場で1泊するのがおすすめです。
紙地図は必携
スマホGPSも便利ですが、”山と高原地図「阿蘇・九重60」”とコンパスは必ず持参しましょう。突然の電波不良やバッテリー切れでも安心です。
⇩私が実際使用している”おすすめアイテム”⇩


このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。
景色や花の写真
レストハウスやまなみと長者原ビジターセンターの間にある犬の銅像。この後ろ側に登山口があります。


しばらく気持ちよくて歩きやすい木道。

道中にもミヤマキリシマが咲いていてテンションが上がります!

もうすぐ法華院温泉。山肌がピンクに染まっていて、更にテンションが上がります!

法華院温泉に到着。テント泊するつもりだったので、ここにテントを張って、身軽にしてから平治岳に向かいました。

平治岳までの登山道はかなりぬかるんでいて歩きにくかった。。。
けれど、平治岳が目の前に現れた時は、それはもう美しくて感激でした。このお花畑の間を歩きながら登頂を目指します。写真が止まりません!




平治岳山頂。ここはまさに天空のお花畑。くじゅう連山も見渡せます。
まとめ
平治岳のミヤマキリシマは、その美しさから「一生に一度は見たい花景色」と言われます。登山初心者でも長者原からなら日帰りも可能。花期は短いので、開花情報を事前にチェックして、万全の装備で出かけましょう。
登山後の楽しみ方
登山でしっかり汗をかいた後は、やっぱり温泉で疲れを癒すのがおすすめです。くじゅう連山のある大分県周辺は日本有数の温泉地で、由布院や長湯温泉、黒川温泉など名湯が多数あります。登山と温泉旅行をセットにすれば、心も体もリフレッシュできますよ。
日帰り温泉なら、長者原ビジターセンターからすぐ近くにある、九重星生ホテルの山恵の湯がおすすめです。露天風呂からくじゅう連山が見えます!山行を思い出しながら露天風呂なんて最高です。そして登山口から近いのがありがたいですね。
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