夏の立山テント泊登山|雷鳥沢キャンプ場から雄山・大汝山・富士ノ折立へ縦走

北アルプス

こんにちは!「やまみち」です。

今回は、2024年8月上旬、1日目は立山・雷鳥沢キャンプ場にテントを張り、2日目に雄山→大汝山→富士ノ折立と縦走するルートを歩いた時の情報を共有したいと思います。

雷鳥沢はテントを張ったまま縦走に出かけられるため、荷物を軽くしてアルプスの稜線歩きを楽しめるのが魅力。

テント泊初心者にもおすすめできる立山登山のプランをご紹介します。

基本情報

所在地・標高

立山は富山県中新川郡立山町に位置し、雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)の三山を総称して立山と呼びます。いずれも3,000m級でありながら比較的アクセスが容易です。

アクセス・駐車場・ケーブルカー・高原バス

アクセス

まずは立山駅を目指します。

立山駅までのアクセスは、「立山黒部アルペンルート」のホームページに詳細が記載されています。下記リンクを参照ください。

立山駅からはケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂ターミナルまで行きます。

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駐車場

マイカーは室堂まで入れないため、立山駅の駐車場(無料・有料あり)を利用します。駐車場詳細は「立山黒部アルペンルート」のホームページに記載されているので、下記リンクを参照ください。

立山駅からケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂ターミナルへ向かいます。

シーズン中の駐車場は混雑するので、早朝の到着がおすすめです。

ケーブルカーと高原バス

立山駅からは、ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂ターミナルに向かいます。室堂から登山スタートです。

  • ケーブルカー立山駅〜美女平(7分)
  • 高原バス:美女平〜室堂(50分)

WEBで切符の事前購入もできます。お得な早割などもあるようなので、チェックしてみてください。

アクセスの詳細やケーブルカー・バスの時刻表、季節ごとの服装など、立山黒部アルペンルートのホームページにまとまっていますのでご覧ください。

トイレ

室堂や雷鳥沢キャンプ場、一ノ越山荘にトイレが整備されています。

水場

室堂、雷鳥沢キャンプ場に水場あり。

浄水不要、調理や飲料にも使えます。

登山口

雷鳥沢キャンプ場をベースにして、雄山方面へ登ります。

テント場と山小屋

雷鳥沢キャンプ場は北アルプス随一の人気を誇るテント場。

広大なキャンプ場にテントを張り、立山三山を望める最高のロケーションです。

近くの雷鳥荘やみくりが池温泉では日帰り温泉もあり、さっぱり汗を流すこともできます。

みくりが池温泉ではランチや喫茶の営業もしているので、下山後にランチを食べて帰るのもいいですね。

山行の記録

登山時期

2024年8月上旬。

夏山シーズン真っ盛りで、昼間は日差しが強く暑かったです。

気温と服装

昼間はTシャツ+薄手の長袖で十分。

稜線は風が強いこともあるため、防寒着は必携です

この日の夜間はは涼しいと感じる程度で快適でしたが、日によっては冷え込むこともあるのでフリースやダウンもあると安心だと思います。

ルート概要

Screenshot

1日目:室堂 → 雷鳥沢キャンプ場(テント設営・泊) 【コースタイム:1:00】
2日目:雷鳥沢キャンプ場 → 雄山 → 大汝山 → 富士ノ折立 → 真砂山トラバース → 雷鳥沢キャンプ場(テント撤収) → 室堂 【コースタイム:7:03】

雷鳥沢に荷物をデポできるので、稜線歩きは身軽で楽でした。

初心者でもチャレンジしやすい縦走ルートだと思います。

紙地図は必携

ガスが出やすい山域なので、紙地図とコンパスは必ず持参するようにしましょう。

私が実際使用している”おすすめアイテム”

このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。

「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。

景色や登山道

雷鳥沢キャンプ場

室堂から雷鳥沢キャンプ場までは約1時間。

階段が地味にきついですが、1時間なので頑張れます。

ここでテントを張って1泊しました。

翌朝登山開始。

初日はガスってましたが、朝は雲がなく立山も綺麗に見えました。

この時期は朝が勝負です。

出発してしばらくは歩きやすい石畳。チングルマが咲き誇るお花畑に挟まれた道を歩きます。

雄山山頂

一ノ越山荘からはガレた岩山の急登を登ると雄山に到着です。

雄山からは楽しい縦走の始まりです。

これから歩く道。

遠くに剱岳の頭が見えます。

このジオラマみたいな景色が好きです。

しばらくこの眺めが続きます。

真砂山手前のトラバースルートから、雷鳥沢キャンプ場に下山します。

この登山道はガレていて滑りやすいので気をつけて進みましょう。

途中チングルマのお花畑が疲れを癒してくれます。

橋を渡れば雷鳥沢キャンプ場です。

テントを片付けて帰路へ。

お疲れ様でした。

登山時の食事

テント泊ならではの楽しみが食事を少し豪華にできること

荷物をデポして縦走できる分、調理道具や食材を持ち込みやすいのが魅力です。

実際に使ったテントレビュー|モンベル ステラリッジ2

今回のテント泊で使用したのは、モンベルのステラリッジ2
5年間使っていますが、今でも大満足の装備です。

  • 設営がシンプルで初心者でも安心
  • ダブルウォール構造で結露しにくい
  • 中が広く、荷物も置きやすい
  • 強風にも耐える頑丈さ

テント泊デビューにも最適だと思います。モンベルのステラリッジ2の詳細は、下記記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

テント泊の魅力

  • 雷鳥沢までの道はアップダウンが少なく、テント場まで楽にアクセス可能初心者でも安心。
  • テントを張ったまま縦走できるので、荷物は軽く快適。
  • お風呂セットを持参すれば、下山後に雷鳥荘やみくりが池温泉の日帰り入浴で疲れを癒せるのも大きな魅力。

立山は日帰りも可能ですが、夏山シーズンを存分に楽しむなら山小屋や周辺旅館に泊まるのがおすすめです。

テント泊以外にも、『雷鳥荘』や下山後に温泉で疲れを癒せる『立山駅周辺の旅館・ホテル』も便利です。

シーズン中は混み合うので早めの予約がおすすめです。

立山周辺の宿泊施設を見る

まとめ

雷鳥沢キャンプ場をベースにした立山縦走は、初心者から中級者まで楽しめる夏の理想的なテント泊プランだと思います。

荷物を軽くして稜線を歩き、夜は星空を眺めながらテントで眠る・・・。

アルプスの大自然を存分に味わえるのではないでしょうか。

立山に登るなら、ぜひ雷鳥沢キャンプ場でのテント泊に挑戦してみてください!

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