こんにちは!「やまみち」です。
今回は紅葉の立山登山に行った時の情報を共有したいと思います。
日本三霊山(富士山・白山・立山)のひとつであり、日本百名山でもある山として知られる立山(雄山・大汝山・富士ノ折立、3峰の総称)は、北アルプス北部にそびえる標高3,000m級の名峰です。
立山黒部アルペンルートを利用すればアクセスが良く、初心者でもチャレンジしやすい3000m峰として人気があります。
本記事では、9月下旬の紅葉シーズンに室堂→一ノ越山荘宿泊→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂山→別山→室堂の周回ルートを1泊2日で巡った山行記録を紹介します。
これから立山登山を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
基本情報
所在地・標高
立山は富山県中新川郡立山町に位置し、雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)の三山を総称して立山と呼びます。
いずれも3,000m級でありながら比較的アクセスが容易です。
アクセス・駐車場・ケーブルカー・高原バス
アクセス
まずは立山駅を目指します。
立山駅までのアクセスは、「立山黒部アルペンルート」のホームページに詳細が記載されています。
下記リンクを参照ください。
立山駅からはケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂ターミナルまで行きます。
⇩高速バス・公共交通機関・宿等の情報はこちら⇩
▶︎高速バス・公共交通機関・宿等を探す駐車場
マイカーは室堂まで入れないため、立山駅の駐車場(無料・有料あり)を利用します。駐車場詳細は「立山黒部アルペンルート」のホームページに記載されているので、下記リンクを参照ください。
立山駅からケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂ターミナルへ向かいます。シーズン中の駐車場は混雑するので、早朝の到着がおすすめです。
ケーブルカーと高原バス
立山駅からは、ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂ターミナルに向かいます。室堂から登山スタートです。
- ケーブルカー:立山駅〜美女平(7分)
- 高原バス:美女平〜室堂(50分)
WEBで切符の事前購入もできます。
お得な早割などもあるようなので、チェックしてみてください。
アクセスの詳細やケーブルカー・バスの時刻表、季節ごとの服装など、立山黒部アルペンルートのホームページにまとまっていますのでご覧ください。
トイレ
トイレは室堂ターミナルや一ノ越山荘、剣御前小屋に整備されています。
山頂付近にはトイレがないため、行動前に済ませておきましょう。
水場

室堂に「立山宝殿の湧水」という水場があります。浄水せずに飲むことができます。稜線上には水場はありません。
登山口
室堂ターミナルから出発。
室堂から一ノ越へ向かい、そこから稜線に上がる王道ルートです。
テント場と山小屋
今回は午後に室堂に到着。
一ノ越山荘に宿泊し、翌朝から縦走しました。
テント泊を楽しむなら雷鳥沢キャンプ場がおすすめです。
室堂から徒歩約1時間で行け、立山連峰の絶景を見ながら滞在できます。
山行の記録

登山時期
本記事は、2018年9月下旬、紅葉シーズンの山行記録です。
服装
日中は長袖にレインウェアを羽織ってちょうど良かったですが、夜間早朝は冬のように寒かったです。
持っていた防寒着(フリース・レインウェア上下・冬用ネックウォーマー・ニット帽)は全て着用。
稜線は風が強く、特に寒かったです。
日がしっかり登ると長袖1枚で行動中は快適に過ごせました。
ルート概要
室堂→一ノ越山荘宿泊→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂山→別山→室堂の周回ルートです。
⚫︎1日目:室堂→一ノ越山荘宿泊(コースタイム1:07)
⚫︎2日目:一ノ越山荘宿泊→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂山→別山→室堂(コースタイム6:06)

紙地図は必携
スマホGPSも便利ですが、”山と高原地図「剣・立山39」”とコンパスは必ず持参しましょう。
突然の電波不良やバッテリー切れでも安心です。
⇩私が実際使用している”おすすめアイテム”⇩


このコンパスは軽量でルーペも付いていて見やすく、初心者にも扱いやすいモデルだと思います。
「もしもの時」に備えておくことで安心感が高まります。
景色や登山道の写真

室堂からはしばらく歩きやすい石畳の道が続きます。
すでに景色は最高!





一ノ越山荘で1泊し、翌朝はご来光を見るため夜明け前に出発。暗闇の中雄山を目指します。なかなかの急登でしんどかったですが、ご来光はとても綺麗に見えました。

雄山頂上神社でご祈祷してもらいました。山行の安全をお祈りして出発です。

雄山から稜線に出ると、すぐにこんなジオラマのような景色が。
室堂にいた時には想像できないような絶景が続きます。

富士ノ折立から真砂岳へ。


別山からは剱岳がくっきり間近に見えました。
迫力ある〜!


下山中も綺麗な紅葉を見ながら歩きます。ジオラマみたいだった景色が徐々に大きくなっていきます。
雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。

下界に降りてきました。
室堂に向かって歩きます。

どこから見ても立山は美しい。
さすが人気の観光地です。

みくりが池。
ここまで来れば、あと少し。
雷鳥さんは見られなかったけど、素晴らしい景色が見られて大満足な山行でした。
このコースは歩きごたえも十分ありました。
立山は日帰りも可能ですが、紅葉シーズンを存分に楽しむなら山小屋や周辺旅館に泊まるのがおすすめです。
『雷鳥荘』や、下山後に温泉で疲れを癒せる『立山駅周辺の旅館・ホテル』も便利です。
シーズン中は混み合うので早めの予約がおすすめです。
まとめ
立山は、アクセスの良さと雄大な景色、立山信仰の歴史が融合した由緒ある山です。
アルプス入門としても最適でありながら、本格的な縦走の拠点としても利用でき、レベルや季節に合わせて何度でもチャレンジできる、魅力がある山でした。
しっかりとした装備と計画を整えて、雄大な立山の魅力を存分に味わってみてください。
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